raw brass trumpet -楽器メンテナンス-

2018.07.24 Tuesday

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    今回はトランペットのBrass Maintenance についてです。

    金管楽器の多くはラッカーや銀メッキで素材の真鍮が保護されていますが、よりピュアな響きにこだわったRaw brass仕様の場合は真鍮むき出しのため使用環境によっては楽器表面のお手入れをすることもあります。

     

                      raw brass (finished)

    * trumpet : INDERBINEN SWISS MADE alpha

     

    【汗かいた演奏後は...】

    夏の海辺Live終了後すぐにCaseに入れ数週間放置してしまい いざ使う時になって取り出したら潮風もイタズラしたのか予想以上の変色にビックリ。それからは水道水を固く絞ったmini Towel などで拭いてから保管するようにしています。

     

    【修理店での安心メンテナンス】

    Tuning bellをAcid cleaning(酸洗浄)してもらいました。本来は管の内側の変色汚れに効果的な洗浄方法。研磨はしないので楽器の響きに影響することなく真鍮色がリフレッシュ!

     

               acid cleaning (not polished)

    * trumpet : INDERBINEN SWISS MADE alpha

     

    良い演奏と綺麗な楽器コンディションを維持するためにも

    トランペットを吹いて拭いて 吹きまくりやー

     

    =2018年11月 追記=

    Inderbinenの楽器は多くの感動をくれたトランペッターMr.Roy Hargrove(1969-2018)も愛用していました。

    May his soul rest in peace.

     

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    Vandoren 夏休み大研究 2018 ♪

    2018.07.15 Sunday

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      猛暑つづきで皆さん体調はいかがですか?

      2018夏休みに 楽器マニアの研究課題としてVandoren社のマウスピースを年代別に並べてみました。今回はSmall Chamberタイプに限定して比べてみましょー。

       

              Vandoren Alto Sax Mouthpieces

      * For further details, apply to Manufacturer.

       

      写真左から

      A111      updated *  (1980年頃)

      V5 A35    small font   (1983年〜)

      V16 S+   updated version  (2016年7月〜)

      * 1971年以降 数回マイナーチェンジされたA111を含むシリーズの最終形。

         2015年の参考記事:http://show-ska.jugem.jp/?eid=2306

       

      A111,V5 は flat baffle, small round bore から生まれるアンサンブルに適したナチュラルな音色。最新のV16 はVintage meyerにインスパイアされたパワフルなズッシリとした太い音色ですね。ではボディサイズはどうでしょう。

       

      年を追うごとに より太く重くなっているのが見受けられます。大きな音量にも対応するために楽器本体が重たくなっていったのと同じ傾向なのでしょうか?

       

      * For further details, apply to Manufacturer.

       

      そしてボトムから見えるround boreが小さくなるほど少ない息の量ですむことから、効率よく演奏できる設計に進化しているのが判ります。

       

      * For further details, apply to Manufacturer.

       

      じゃあ最新設計のV16が一番良いと言いたいところですが、、、、

      年代の古いマウスピースほど Air混じりのなんとも言えない音色が魅力なのです。

       

      ああ悩ましぃわー♪

       

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